広島ツーリング花いっぱいの1日目 [ツーリング]
晴マークが並んだ響の休日。
なんにもと言うか行先さえもまったく考えてなかったのだけど
バタバタと荷造りして1泊ツーリングしちゃう。
(日帰りか1泊かも決めてなかったよ)
荷造りしながら
床に置いたスマホで天気予報アプリを見ながら
一番天気が安定してそうな中国地方の中で1泊で行く距離としては
ちょうど良い広島県へ行くことにしてみたよ。
(昔は1泊なら岡山県くらいまで行ってた気がするけどな)
中国道を走ってると
山陽道が事故通行止らしいので
中国道経由で・・・・って
こっち寒っ!
(スキー場に行くとき通るルートだし)
分岐後の中国道はしばらく給油が出来ない道なので
分岐する手前にある美東SAで給油して三次東ICから無料区間を走って
甲奴ICから一般道。
(書くと簡単だけど3時間くらい走りっぱなしでした)
高速を降りたら長閑な道が始まるのだけど
この辺って今が桜が見ごろだったのか?
福岡県では2週間前に
桜は終わったのにまだこんなに咲いてた。
ソメイヨシノは若干散り始めだけど
枝垂れ桜はとっても綺麗に咲いてくれてるじゃないか。
時が巻き戻って
再び春が来てすごく儲けた気分。
ここでインナージャケットを脱いで
気持ちのいい道の続きを。
九州とは違う建物の感じや植生の新緑をたのしみがら
9年振りにやってきた世羅高原農場。
まだ早い時間なのでガラガラですが
帰りはほぼ満車になってたよ。
入園料金1000のチケットを買って
中へ。
花いっぱい!
満開とまだ蕾の花もあるものの
カラフルな風景が素晴らしい。
この春は週末の天気に恵まれなかったため
今年初のチューリップだよ。
メインはチューリップですが
ムスカリが雑草のように適当な場所にいっぱい咲いています。
色も好きだけど
一個一個の花の形が可愛いよね。
広い農場の中で
咲いているエリアだけをのんびりと1周。
うっすらと覆っていた雲も切れて
綺麗な青空になってくれました。
そうそう、ソロツーリングですが
ちゃんと相棒のヒビッキーも忘れずに連れて来てるよ。
ポケットの中にはいつも河童がいる
わたしのツーリング。
そのヒビッキーをチューリップの中に入れて
撮ってあげたいのだけど花びらが柔らかすぎて難しい。
すぐに重みでビロ~ンと倒れちゃう。
そのヒビッキーを乗せたチューリップの色が
すごく可愛いかった。
ピンクと黄色のグラデーション。
白と赤に加えて黄色も入ったグラデーションのエリアも凄く綺麗。
下から見ても綺麗。
普通の赤い奴も下から見ると
青空がすっごく映えて見える。
久し振りに響ブルーと呼びたい
綺麗な青空の日にツーリング出来た気がする。
そんな世羅高原のチューリップに囲まれるひと時でした。
農場を出ると駐車場を挟んだ
向かいに桜が咲いてるエリアがあるので
またそこで入園チケットを600円で買って
入場・・・
入る時に桜はもう終わりに近いですが
良いですか?と聞かれたけど
後で調べると開花状況で500円から800円と変動するらしく
600円だったので可も無く不可もなくって感じかも。
桜吹雪の並木を歩いて行くとムスカリの道。
ステキじゃないかっ。
入口でハードルを下げられていたためか
600円以上に感じれてすごいお得感。。
更に進むと満開の菜の花と
枝垂れ桜がいっぱい。
しかも猫もいる。
桜色の鼻の猫に見られながら
園内を一周。
楽園だーー。
こんなに綺麗なのに
数人しか居ない穴場でした。
たしかに葉桜になってる樹もあるけど
わたしの大好きな新緑に移り変わっていくのかと思うと嬉しい。
桜に留まるツグミの囀りを聞きながら
銀ガメ号さんに戻ってツーリング再開。
予定には入れてなかったけど
世羅高原には他にも花が咲いている場所があるため
そこへ向かってみることにしたのだけど
17kmも離れてたよ。
しかし17kmでも
信号の無い高原の道をバイクで走れるんだから
倍の距離でもいいくらいと思っちゃう。
で、25分くらいで到着。
芝桜に埋もれるヒビッキー。
ここは満開なので入園料は1000円。
合計で2600円も払ってて
綺麗なのは良いけどコスパ悪っ(笑)
他にも花の駅や藤園もあるので全部回るとセレブな花巡りになっちゃうぞ。
少しでも安くなる
共通パスとかを売ってくれたらいいのに、
と言いつつこれだけ綺麗に咲かせるのは手入れも大変なので納得のお値段とも思う。
芝桜も歯抜けもすくなく
びっしりと咲いていてムスカリとユキヤナギも。
白い花を青と青で挟む風景。
コチラは新緑の緑を青と青で挟む風景。
最近見たネモフィラの中で
定点で視界に入る風景の中で一番本数が多い場所かも。
さわやかな淡い青に囲まれたら
高原エリアから瀬戸内海を目指すよー。
と、瀬戸内海を目指してみるものの
しばらくは山ん中の道。
バイク乗りで良かったと思える
最高に気持ちい道が続くよ。
しかも桜も咲いてる。
今年はこんな青空と桜は
見れないと思ってたので嬉しい。
実際は風が吹くと桜吹雪で
一番綺麗な瞬間をいっぱい見れた並木でした。
桜並木の横にあるガソリンスタンドで給油をしたら
さらに南下。
するとまた芝桜。
もう田植えの準備してるんだね。
北部九州は麦を栽培する二毛作なので
水田の風景はまだ先なんだよ。
お昼を過ぎてるけど
コンビニがある雰囲気なんてまったく無しのところで
食事処を発見。
お城みたいなお店で
カレーうどん。
一滴残さず飲み干して
後半戦。
(カレーとプリンは飲み物)
「ヤエー」
長閑な道から福山市の市街地方面へ入って
芦田川沿いを走って着いたのは
草戸稲荷神社。
稲荷神社らしい朱色が綺麗な神社。
同じく朱色が美しい参道の太鼓橋を振り返ると
橋の向こうに見えるのは福山市の市街地。
で、わたしがここを目的地にしたのは
本殿が上にある面白い神社だから。
清水寺風な格子状の土台を
階段を使って上にある拝殿へ向かいます。
準備運動無しで登るため
けっこう息が切れてキツイぞ。
しっかり始めましての挨拶をして
本殿からの眺め。
来た事のある街でも
初めて見る角度からの眺めってワクワクする。
稲荷神社の隣には
円光寺明王院の五重塔もありました。
草戸稲荷神社からは
芦田川をさらに下流へ。
川幅も広くなるのと同時に河川敷も
広くなった所で、ほら、あった。
わたしを響ホイホイが呼んでる。
銀ガメ号さんは入れないため
わたしだけ魔法陣の中へ。
パワーがみなぎって来る (気がする)
さらに河口へ向かうと有名な鞆の浦ですが
観光客で激混みだったため
完全スルーでやってきた阿伏兎観音磐台寺。
ご近所さんツーリングで一度来たけど
開門時間外だったため参拝できなかった場所へ
リベンジして来てみました。
沼隈半島の先端の海食崖の上に
お堂が建つとっても風光明媚なところ。
いや~、ツーリングではマイナースポットばかり巡ってるけど
観光客してんなー。
階段を上がってお堂へは
靴を脱いで上がります。
上からの眺めもなかなか。
日本遺産でしっかり参拝をしたら
本日のお宿のある三原市方面へ向かいますが
途中にどうしても素通り出来ない大好きな場所があるんだよね。
今日はその大好きな街を
初めての場所から眺めたいと思い
浄土寺山展望台へ来てみました。
バイクを駐車スペースに停めたら
ちょっとだけ森の中を歩きます。
森を抜けるところにデッカイ岩が。
裏に(表かも)に回ると
お地蔵様がいらっしゃいました。
巨石の後ろに回り込むと
目的の展望台。
ここから見えるのがわたしが見たかった風景。
「尾道ひとり占め」
見る角度が変わっても
尾道だって一目でわかる尾道らしい眺め。
市民が橋の代わりに使う
渡し船が行きかう尾道水道の風景。
ここから三原市方面へは
尾道の市街地には入らずR2のバイパスを使って
最後の目的地。
糸碕神社ですが
ここの桜も満開だ。
銀ガメ号を停めて境内へ入ると
いつもの手水舎の龍。
手水舎の水には桜の花びらの花筏がいっぱい。
ステキじゃないか。
でもわたしがこの神社に寄ったのは
桜じゃなく大クスに出会うため。
根元が急に大きくなる
立派な大クスでした。
どっしり感が半端ない。
神社の駐車場に戻ると西日を浴びる銀ガメ号さん。
今日は1日ご苦労様。
瀬戸内海沿いの道を走って三原市市街地へ。
ホテルを予約する時に
バイクを停める場所の確保をお願いしていたら
ロビーの真ん前のくつろぎスペースに停めさせてもらったよ。
温泉もありますがとりあえず部屋のシャワーを浴びて
さっぱりしたら街へ出て至福の一杯を頂くよ。
乾杯して好きなおつまみ食べて
三原市のシンボルの巨大プロペラ見て
広島らしく八天堂のスイーツで広島ツーリングの1日目はおしまい。
では、おやすみなさーい。
2日目につづく。
さくらツーリング [ツーリング]
日本人が一番好きな花が咲きました。
開花宣言が出てから3日くらいしか経っていないため
満開の所はまだ少なそうだし黄砂で青空が望めない日でしたが
バイクに乗りたいのでさくらパトロールを口実にツーリング。
まずは平成筑豊鉄道の桜スポット。
バイクより先に列車を撮って始まるツーリング。
赤村を抜けて
アグリライン方面を目指してみました。
今川沿いの桜は
まだ7分咲きって感じ。
停まる事なくそのまま走り続てると
わたしの好きなピンクの桜を発見。
黄砂で青空がどっかに行っちゃってても
綺麗に写ってくれるからこの色の桜って好き。
木が小さくても
絵になっちゃう。
わたしが生きてる間は無理とは思うけど
100年くらい頑張ればピンクの桜もこの大きさになるかな? ↓
天神山の枝垂れ桜。
ちょうどお祭り中で
ステージが桜撮影のベストポジションにあるため
イマイチな角度からしか撮れませんでしたがそれでも
この大きさになると一本桜らしい堂々とした迫力を感じます。
一本桜からは長閑な風景。
花見客の車が農道で渋滞していたため
茜ちゃんの機動力を生かしてさらに細い農道で抜けますが
その道にも可愛いピンクの桜が咲いてる。
ここからアグリラインで南下しつつ
咲いてる桜を探しながら走る予定ですが
その前に本庄の大楠がすぐ近くにあるので寄り道。
日本三大大楠だけあって
何度も来ていても壮観な眺めだ。
焼失して大きな空洞になった幹の中には
トトロが昼寝をしていました。
わたしには見えてたのですが
写真じゃ写らないようです。
大クスの駐車場にあるトイレを借りて・・・
はい、一歩前に出て撃たせてもらいます。
デューク氏に背後から狙われながら
大楠を後にしてツーリングの続き。
アグリラインを走って
さくらツーリングのルーティーンのような
場所になってる桜へ。
今年もピンクの滝のような
花を咲かせてくれていました。
桜もピンクですが
地面もピンク。
すこし前まで田んぼには菜の花くらいしか咲いて無かったのに
気付けばもうこんなに咲いてた。
畔にはスミレも。
細かい品種の名前はしらん。
フワフワのやつ ↓
まだ一個も吹き飛んでいない
綺麗な状態。
春の小さな花々で癒された後は
バイクに跨って先へ向かいます。
川沿いを下流側に走ってコンビニのある通りまで
下ったら再び違う川沿いの道へ。
行き止りになったところで
「今日のランチはココとするっ」
絶対誰も来なさそうな
穴場を見つけて最近ずっとハマっている
セブンのカレーパン。
何時もの様に温めてもらったため
表面がサクサクで美味しい。
食後は大好きなドリップ珈琲タイム。
川のせせらぎを聴きながら
飲む至高の一杯。
お腹を満たした後も
わたしと茜ちゃんの桜探しは続きます。
アグリラインで宇佐まで出たら
誰も選択しないような道ばかりを選んで走ります。
これも沈下橋と言っていいのかな?と
思った橋。
この周辺はもう知り尽くしたと思っていた
わたしの鼻をへし折るような隠れた道は
まだまだあるようです。
超マイナーな道からは
少し桜と脱線しちゃいますが道順をチェックしておきたい
所があるため少し山手の道へ入ります。
ため池の堰堤の下へ向かってみると
あっさりと発見。
久し振りの丸い奴。
この時期はまだ水が出てない事は解っていたのですが
田んぼに水を引く季節に迷わずに行けるように
予習の意味で来てみた円筒分水工なのでございます。
水が出てない時期だらからこそ
構造がしっかりとわかるのが良い。
サイフォンの原理で中心から出た水は2重の輪で
溢れ出る水の量をより均等にする仕組みの様です。
次に来るときは水が出てる時だな。
場所は確かめたのでウロウロ続行。
ん?
ここは綺麗じゃないか?
桜はピンクだし
菜の花もあるし
なによりだーれもおらん。
品種は解らないけど
花びらの先だけ濃いピンクになってる
すごく可愛い桜でした。
菜の花の黄色を背景にすると
より可愛く撮れる。
院内まで出ちゃったため
R500で耶馬渓方面へ戻るついでにちょっと散策。
特に桜が咲いてる場所もなく
枝垂れ桜があっても民家の中だったりして
このまま集落をスルーしてしまうのかな?と思った所にあった高並神社。
茜ちゃんを停めて
境内に入ってみると笑う狛犬がいました。
水中ゴーグルしてます?
さっぱりした境内の中にある本殿。
拝殿と神殿がしっかりと別れてる。
拝殿の天井 ↓
明治天皇の写真がいっぱい。
境内の端っこには大きな樹もあります。
何だろう?
スダジイ?
幹の皮が脱皮中かと思うくらいボロッボロに剥がれるので
真下は頭上注意だぞ。
樹の種類はヒビッキーも幹のコブに乗って調べていますが
ドングリの仲間ってくらいしかわかんないそうです。
では帰るルートのR500。
途中に綺麗な桜並木の前を通って
アグリラインを走って朝と同じ場所で平成筑豊鉄道。
白い桜と
並木沿いを走り抜けるちく丸くんカラーの列車。
列車を見送ったら桜を巡るツーリングはここまで。
黄砂が酷くて
鼻がカピカピになっちゃいましたが
桜をお腹いっぱい楽しめたツーリングでした。
ガレージに戻る前に
給油して帰還。
黄砂を洗い流して
今日のツーリングはおしまい。
4.4リットルで桜を探して過ごす
響の休日でした。